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硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)

   

硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
1/4・5 2018年の山初めに、八ヶ岳の硫黄岳をケータと歩いてきました。

前編はコチラから




硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
ティータイム。

日の当たる小屋前にいたらようやく、少しですが寒さが和らいできました。夕飯を早めにとるつもりだったので菓子パン程度の軽いランチと温かい飲み物を流し込んで一旦落ち着きます。





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
ミッション発動。

今回、前からやってみたかった雪山でのアイスクリーム作りをやってみました。個人的にはピークハントよりも、小屋泊よりも、これが一番楽しみだったりします(笑)。ただ、誤算だったのはこの寒さw 作れたところで、この寒さの中食べれるんだろうか?でもせっかく背負ってきたのでやってみよう!





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
タッパーに牛乳、生クリーム、砂糖、バニラエッセンスを入れてかき混ぜます。

本当は卵黄を入れると良いらしいんですが、今回は持参できなかったので無し。





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
ビニール袋に雪を入れ、タッパーを入れその周りを雪で覆います。

この時、タッパーに接する雪周辺に塩をまきます。これは塩で冷却効果を高めるためだそうです。後は袋を縛ってシェイクしたり転がして遊んだりするらしいんですが、面倒くさいのでこのまま日陰で放置してしまいました(^^;





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
小屋でダラダラと。

アイスができるまでは小屋で食ったり横になったり。小屋内も普通に寒いので快適とまではいきません。寒いのでシュラフに入ってたらいつの間にか寝ちゃってたw あ、アイスはどうなった!?





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
一応成功??

通常20~30分くらいでできるようですが、昼寝しちゃったので1時間半後の作品です。ほぼ成功と言っていいと思いますが、中心部はあまり固まっていませんでした。多分量が多すぎて、中心部まで固まりきらなかったんでしょうねw 次回はなにか対策しないと...





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
うまし!でも寒し!!

味は昔ながら(安物)のアイスクリーム。うまいんだけど、この寒さの中で食べるアイスクリームはさながら罰ゲームのようでした(笑)。いや、あの寒さではとても笑えなかったww





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
夜はラーメン鍋。この時期はやはり鍋に限ります。





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
満天の星空。

日の入りが早いので19時頃には星空も見れました。星が見える時間にはいつも寝ているケータですが、この日は一緒に見ることができました。またいつか、こうして二人で星を見る事ができるかな?



しかし、キンキンに冷えた外には長居できず星空観賞も早々に切り上げて小屋に避難。唯一の逃げ場所のシュラフに潜り込み極寒の一夜を過ごすのでありました。

ちなみに、この日の就寝はマット一枚+ナンガ オーロラ600。上下ダウンに象足を履いて寝ました。体は寒くなかったけど、顔が冷たかったので頭までシュラフに潜り込んだ格好で就寝。途中何度か体が痛くて起きたけど、寒さで起きることはなかったです。もちろんケータは爆睡でした^^





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
翌朝。早い時間に勝手に起きれるだろうと目覚ましをかけずに寝たら、気付けば7時前w

寒くて寝れないかも、なんて心配は無用でした(笑)。でもシュラフから抜け出すとあっという間に体が冷えていくのがわかるほどの寒さです。夏沢鉱泉から上がってきた方に話を聞いたら、下では昨夜-17℃で早朝は-15℃だったそうです。下でそれならばここなら-20℃くらいいってたのかな?





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
朝食は正月気分で餅にしました^^





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
この日は我が家以外に小屋泊する方はいませんでした。

中は広いので雑魚寝で10~15人くらいは寝れそうです。テーブルも置いてあるので、食事の時に利用させて頂きました。毛布も置いてありましたが今回は利用せず。居心地は良いんですが、とにかく寒いのが辛かったw 荷物を減らせる、室内を自由に動けるなどのメリットはあるけど、こんなに寒いならテント泊でもよかったかな?なんて、勝手に使っておいてそう思っちゃいましたね(^^;





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
今回は50L(自分)と30L(ケータ)のザックを背負ってきました。

雪山テン泊時はケータは38Lのザックを背負います。その8Lがテントの有無の差、結局自分はテン泊時とほぼ同じ重さを背負ってきたわけです。





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
お世話になりました。

もちろんこの日はピークハントする気なんて全然なかったのでダラダラと飯食ったり撤収作業をしたり。何もしてないくせに既に9時を過ぎていました(笑)。もういい加減帰りましょうw





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
この日もまずまずのお天気(高曇り気味?)でした。

でも登ってくる方は数人のみ。駐車場までのアクセスの問題なのか、それとも平日だったからなのか?ヤマレコなどを見ても美濃戸から登る人が多い冬の硫黄岳ですが、桜平まで車で来れれば静かで比較的楽に登れる(と思う)のでお勧めのルートですね。





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
キラキラと綺麗でした。





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
今シーズンは雪が多いと思っていたけど、八ヶ岳は意外と少なかったです。トレースも締まっているのでチェーンスパイクくらいが丁度良かったです。





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
夏沢鉱泉まで下ると北アルプスが綺麗に見えていました。





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
登山口近くまできて、ようやく暖かな日差しが届いてきました。

夏沢鉱泉の温度計で-10℃でしたが、昨晩と早朝の寒さに比べればへっちゃらでした。なんなら暖かく感じるくらい。やはりお日様の偉大さ、そして寒さへの慣れなんでしょうか?





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
うおっ!

駐車場まで後数十m、ケータと話しながら歩いているといきなり目の前に(ずっとそこに居たと思うけど)カモシカ君が。思わず「うおっ!」と声を上げてしまいました(汗)。一瞬ピクっと動いたものの、その後は何もなかったように葉っぱをむしゃむしゃ。全く逃げるそぶりはありませんでした。





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
というわけで接近戦にでますw

見つめ合う一頭と一人。そろ~っとにじり寄っていきますがカモシカ君は微動だにせず。結局その迫力にケータが根負けしました(笑)。最接近距離3mの攻防、見応えありましたよ~





硫黄岳で山初め オーレン冬季小屋泊(後編)
最後の最後でいいものも見れて、テンションMAXのまま無事ゴール^^ お疲れさん!





とにかく寒かった。そんな思い出しか残らなかった極寒の八ヶ岳w

それでも風も比較的穏やかだったし晴れてくれし、寒空でのアイス作りやカモシカ君との遭遇。山初めはいろいろあってなかなか楽しい良い山行でした^^








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