上高地徳澤園キャンプ場(前編)

忠太

2016年05月05日 21:32



5/1~3 

上高地は徳澤園キャンプ場をベースに2泊3日でケータとぶらぶら(ガツガツ?)歩いてきました。
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GW前週、月半ばでケータが水疱瘡にかかりそれが見事に自分にもヒットし一時はどうなる事かと思いましたが、直前で全快しなんとかGWの山行に間に合いました^^


GWは立山で雪山登山の予定をたてていましたが、天気予報は強風と雪(吹雪)の大荒れ予報。さすがにこれを知ったら突っ込む事が出来ずに立山は諦め、第二候補だった涸沢に行先を変更。

と言っても、穂高の天候もそう変わらないので涸沢のテン泊も諦めて比較的悪天でも大丈夫そうな徳澤園キャンプ場をベースに初日に涸沢、二日目に蝶ヶ岳を歩く計画に変更。


天候もそうですが、それ以上に1ヵ月のブランクと病み上がりの体がもつかどうか...それが心配(汗





ー5/1(初日)ー

今年もやってきました、上高地。

始発(4:40)のバスできたせいかGWなのに人もまばら。







予報では朝のうち曇り、日中は晴れ。

でも降ってます、はいw







しばらく様子をみていましたが、やみそうもないのでレインウェアを着こんで歩き始めます。








とても静かな河童橋。とりあえず記念写真だけは撮っておこう。


着込んでいるせいかケータのレインウェアが小さく見えます。

先日、夏用に購入したウェアもちょっと小さかったような...大きくなったんだね。







この時間歩いているのはテン泊装備の登山者がほとんどです。

徳澤園か横尾か、はたまた涸沢か。各人重荷を背負って黙々と歩いております。







降ったりやんだりでレインウェアが脱げませんw

明神岳の山頂付近もガスがかかってご覧の通り。先行きが不安です。







明神を過ぎたあたりでちょっとだけ雪が。

早く雪を歩きたいケータ、でも本格的な雪道はまだお預けです(笑







CTよりちょっと早めに徳澤園に到着しました。

すでに多くのテントが張られています。さすがGW、人気のキャンプ場だけありますね~







今山行中のベースキャンプ地、徳澤園。


涸沢、蝶を歩くならこの先の横尾の方が後々楽なんですが、ここは一度泊まってみたかったキャンプ場。

炊事場やトイレ、自販機と普通のキャンプ場とかわらない施設があるのが嬉しい。

我が家のような軟弱ハイカーにはオアシスのようなキャンプ場です^^







雨が止むのを待って設営を始めましたが、途中で見事に降られました(涙


なんとか設営を終えたものの、モチベーションはあがりません。

晴れる予報のお天気も回復する気配がなさそうなので初日はここでステイかな? 







そんな甘い考えはケータには通じませんでしたw

雪に飢えている男のモチベーションは半端ではなく、早く行こうとせかされました(汗


幸い雨はあがったのでしょうがないけど涸沢に向けて出発します。







1時間程歩いて順調に横尾に到着。

ここは槍ヶ岳を目指す人と涸沢を目指す人の中継地点。

下山して休む人、これから山に向けて準備をする人で賑わっておりました。







横尾から先は徐々に登山道の様子に変わります。







横尾から1時間程歩いて本谷橋に到着。

ここで皆さんアイゼンを履いていたので我が家も見習ってアイゼンを装着します。







さあ、いよいよ雪が登場します。

やわらかい雪に足を取られてずるずる滑りますが、雪を見てモチベーションはグングン上昇中^^







身軽な我が家(ケータは空身、自分はケータのザック)はテン泊装備の重荷で苦しむ皆さんをごぼう抜き(笑

右前方には写真ではわかりづらいけど涸沢ヒュッテも見えてきました。







小屋は見えているがなかなかたどり着きませんw

この登りが初日の核心部だったかな。







ようやく涸沢ヒュッテに到着。

途中で涸沢小屋との分岐がありましたが、近かったので迷わずこっちに来ました(笑







小屋まで上がると風が強かった。

鯉のぼりも元気すぎるくらいに泳いでいます。気温も氷点下、この時期でもここは冬山でした。







強風と悪天候の中でのテント泊、実は我が家もここでテン泊するか直前まで悩んでいました。

最終的には天気予報で判断し徳沢になりましたが、それが正解だったと思います。


もう少し雪山でスキルアップして、いつかここに泊まりそしてその先へ...夢は広がります。







真っ白な穂高へアタックする挑戦者達の姿も見えました。

この状況下で山頂アタック。我が家レベルでは到底太刀打ちできるものではないと実感しました。


この日の前日、北穂と奥穂で滑落事故があった事を翌日に知りました。
比較的身近に起きた事故、登山(雪山)での怖さを思い知らされる出来事です。
やはり登山では無理なく安全第一が大事なことなんだと改めて思い知らされました。









涸沢小屋まで上がりソフトクリームを食べる予定だったけど、このお天気ではそんな気にもなれず。

涸沢ヒュッテでカレーを注文しランチタイムとしました。







やたらと低空で旋回するヘリがいるなーと思っていたら、小屋のすぐ裏に着陸。


どうやら急病?の方がいた様子ですが、自分の足でヘリに乗り込んでいたので大事ではなかったのかな?

その後、ヘリは谷側へあっという間に下降していきました。







お腹も満たし、景色も期待できないのでさっさと下山。

楽しみにしていたヒップそり。滑りづらい雪質でしたが滑れるところを探し、楽しみながらの下山でした^^







周りを見回すと谷筋のいたる所にデブリ跡が見えました。

涸沢でも過去には大なり小なりの雪崩が発生しているようです。この時期の雪山では注意が必要ですね。







横尾まで戻ってきました。

テン場も朝よりだいぶ数が増えて賑やかになってました。次回はここ?いや、やっぱり涸沢かな。







残るは徳澤までの平坦な道程だけなんですが、朝から歩きっぱなしで結構足にきてますw

こんなんで翌日の蝶ヶ岳は歩けるんだろうか?

何とか回避する方法を考えながら黙々と徳澤まで歩きました。(笑







16:40、ようやく徳澤に戻ってきました。いや~長かったw

病み上がりで体力が低下しているオッサンにはちょっと厳しい初日でした、もうお腹一杯!







でも甘いものは別腹です。下山後のお楽しみは徳澤園名物のソフトクリーム♪

疲れた体には甘い物が一番ですね~、ちょっと寒かったけどw







日も暮れ始めるとさすがに寒くなってきましたが、思ったほどではなかったですね。


ケータにはオーロラ600を用意しましたが、長袖と薄手のフリースで丁度良いくらいだったようです。

自分は#3の上にEscape Bivvy。一応ダウンを着て寝たけど無くても平気かな?くらい。







暗くなる前に夕食を済ませ、寝不足と疲れから19時過ぎにはシュラフの中へ。



平坦な道程がほとんどとはいえ、25km弱を歩いたので足はパンパン。

翌日予定している蝶ヶ岳を登るモチベーションはありませんが、きっとケータは登ると言うんだろうな...


なんとか回避する方法はないかと模索しながら(マジで)眠りについたのでした。



二日目に続きます。





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