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残雪期の西穂独標(前編)

   

残雪期の西穂独標(前編)
4/22・23 今年初の北アルプス、残雪期の西穂独標をケータと歩いてきました。





今回はケータの希望で雪中テン泊。

当初は燕岳へ行く予定でしたが、週初めに21日予定の中房線の開通が遅れるとの情報があったので予定を変更し独標を歩くことに。しかし、当日知ったのですがどうやら予定通りに中房線は開通したみたいw

残念ではありますが、独標もいつかは歩いてみたいと思っていたお山。独標を歩くなら日帰りでは割に合わないし、テン泊したいケータの願いも叶うので一石二鳥的な山行というわけで(^^;





残雪期の西穂独標(前編)
おはようございます。遥々新穂高までやって来ました。

望み通りのテン泊山行にやる気満々のケータ隊長。個人的には重いし寒いしであまり歓迎できませんが、まあ可愛い息子が喜んでくれるなら多少の犠牲は仕方のないことと割り切って行きましょう(笑





残雪期の西穂独標(前編)
微妙なお天気w

天気予報は土曜日は曇りのち晴れ、日曜は終日晴れ予報。アタックするなら日曜の方が良いんだけど...





残雪期の西穂独標(前編)
RWに乗ってあっという間に2000m越えです^^

足元はザクザクの雪。アイゼン履こうか悩みましたが、めんどくさいのでつぼ足でスタートですw





残雪期の西穂独標(前編)
雲は多いながらも西穂高(たぶん)が見えました。

あそこまで行けるかな?なんて考えも少しだけあったのはここだけの話(笑





残雪期の西穂独標(前編)
意外と急登なのねw

山荘手前は思ったよりも急でした。重荷のせいもあるんでしょうけど、ノーアイゼンだったので滑りまくって大変でした。結局、山荘まではアイゼン履かずに歩いてやりましたYO!





残雪期の西穂独標(前編)
ほぼ1時間で西穂山荘に到着。

重荷、つぼ足の割にはよく頑張りました、結構バテてるけどね(^^;





残雪期の西穂独標(前編)
受付を済ませ、早速テントを設営。

風の影響を受けやすいテン場なので雪のブロックで風よけを作成。もっと高く積むつもりだったけど雪が思ったよりも固く、疲れたので中途半端な風よけとなってしまいましたw





残雪期の西穂独標(前編)
で、まずは腹ごしらえ(笑

西穂山荘といえば名物のラーメン。朝食とランチを兼ねていただきましたが、味のほうは...
好みの問題もあるので気になる方はぜひ一度お試しあれ(^^;





残雪期の西穂独標(前編)
アタック決行。

本来ならお天気がよさそうな翌日にアタックしようと思っていましたが、急用が入り日曜はできるだけ早く帰らなければならなくなってしまいました。日曜の早朝からアタックしても良かったんですが、泊り組と時間がかち合い山頂直下で混雑するのが嫌だったのと、ケータが既にアタックモードに入っていたので初日にアタックする事にしました。

まあ、ケータにとってはお天気や景色よりもピークに立つことが最優先ですからね(汗





残雪期の西穂独標(前編)
丸山まではあっという間、15分くらいで到着。

奥に見える笠ヶ岳の山頂付近は残念ながら雲の中。楽しみにしていた景色なので翌日また来よう。





残雪期の西穂独標(前編)
丸山からはそれなりの登りが待っています。

距離は短いものの、腐れ雪に足を取られなかなかしんどかったですw





残雪期の西穂独標(前編)
山頂に近づくにつれてお天気は回復傾向。

と同時に雪も少なくなり、岩場の露出が多くなってきます。





残雪期の西穂独標(前編)
いよいよ核心部へ。

噂の山頂直下、雪は一部のみでほぼ岩登りとなります。実際に目の当たりにすると確かに急です、でも垂直とかそういうレベルではないかな?





残雪期の西穂独標(前編)
残雪期の西穂独標(前編)
アイゼンを履いての岩登りと急斜面の腐れ雪。

これならしっかりと雪が付いていた方が楽なんじゃないかな?と思ってしまう状況。でも難易度は思った程高くはありません。ただ岩場のアイゼン歩きは不慣れだとちょっと危ないかもしれませんね。





残雪期の西穂独標(前編)
山荘から丁度1時間、無事に独標に登頂。よく頑張った!

相変わらず雲は多めだが、自分達の頭の上は青空が広がっていました^^





残雪期の西穂独標(前編)
山頂から見る西穂高~ジャン~奥穂高の稜線。

昨年は奥穂側から見ていたけど今度はこちらから。荒々しくギザギザな稜線、もちろん簡単には行かせてもらえそうもないけど、じっと見ていたらなんだか歩けそうな気になっていた。ケータも同じような感覚になっていたのか「あそこに行けるかな?」って聞いたら「行けるような気がする」って返事が返ってきました。

もちろん今すぐじゃないけど、いつかその時が来るのかもしれませんね。





残雪期の西穂独標(前編)
振り返ると焼岳、奥には雲で隠れて見えないけど乗鞍があります。





残雪期の西穂独標(前編)
さあ、問題の下山の時。

まずは腐れ雪エリアがあるので慎重に行こう。ケータに確保の必要はあるかと聞いたら、要らないというのでフリーで下らせます。まずは自分が先行しルートを指示。





残雪期の西穂独標(前編)
一歩一歩足の置き場を見極めながら慎重に。

もっとビビるかと思ったら意外とすんなりと下っていました。高所にもちょっと自信がついてきたのかな?





残雪期の西穂独標(前編)
核心部を無事クリア、ここまでくればもう安心だね^^

ケータに山頂直下の感想を聞いたら「思っていたよりは怖くはなかった」との事でした。参考までに。





残雪期の西穂独標(前編)
結局初日は笠ヶ岳の雲は取れませんでしたw





残雪期の西穂独標(前編)
下りは軽く走ったりシリセードで滑ったり。

持参しなかったけど、ヒップそりには最高のフィールドとなる斜面。滑落停止の訓練にも丁度良い感じで、実際にやってる人も何人かいました。





残雪期の西穂独標(前編)
山荘に戻ってくるとテン場が賑やかに。

最終的には20張り以上、やはり人気のテン場なんですね~





残雪期の西穂独標(前編)
おやつにおしるこ。

疲れた体には甘い物を。その甘みが体に染みわたり、疲れが一気に吹き飛びました。甘い物といえば黒百合ヒュッテのおはぎも捨てがたい、今度食べに行こうとケータと話したり^^





残雪期の西穂独標(前編)
ちょっと昼寝して起きたら辺りは真っ白なガスワンダーw

夕方から晴れ予報だったでビックリ、山の天気はわからないものですね~




でも夜中は満天の星空が広がっていました。二日目の天気は期待大!(たいして歩かないけどねw)




続きます


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この記事へのコメント
あれ?数ヶ月しか経ってないのに、何だかケータくんが大人っぽく...
6年生マジック?(笑)


なんだか、とても暖かそうな感じ。
雪も減って、ガラッと雰囲気変わりますね〜
次は-20以下の厳冬期テント泊ですね。お供・・・ごめんなさいw
u10
2017年04月26日 01:10
●u10さん、こんにちは。

背はあまり伸びてないんですけどねw
ウェアが違うからでしょうかね^^

雪も融けて岩場も露出してました。もう春ですね~
岩場のアイゼン歩きも楽しかったですけどね。

寒いのはやっぱ苦手ですww

忠太忠太
2017年04月26日 14:40
独標、行ったんですねー。
おめでとうございます!

なんだか、余裕を持って登頂してる感が。
赤岳を始めいくつもの雪山経験の成果でしょうか。
その先に向かうのも遠くはない様なww

すっかり雪から離れてますが、テン泊楽しそうです。
moka
2017年04月26日 18:40
●mokaさん、こんにちは。

山頂直下がやや不安でしたが、行ってみました^^

>なんだか、余裕を持って登頂してる感が。
余裕ではないですが、大袈裟にイメージしていたので割と楽でした(笑

赤岳は良い経験、そして自信になってますね。
いつかはその先へ...行けるといいな^^

忠太忠太
2017年04月27日 08:01
 
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