谷川岳馬蹄形縦走(前編)

忠太

2015年10月06日 16:48


10/3・4 グルトレメンバーの皆さんと谷川岳馬蹄型縦走にチャレンジしてきました。


一度歩いてみたいと思っていた馬蹄形。

秋の紅葉シーズンで気持ちの良い縦走路を歩ける、なんて贅沢なんだろうと行く前からワクワク。


でも、待っていたのは過去最高とも思える過酷な行程でしたw





ご一緒したのはu10さんMOMOパパさんゴードさん、我が家父子の5人。


今回のルートはテン泊装備で長丁場、子連れでの記録もなかったのでケータには遠慮してもらおうと思っていました。

でも本人がどうしても歩きたいというので皆さんに無理言って連れて行く事に。

まあ、最後まで歩いてくれましたが、子供にはかなりきついコースでした。(大人もね)






6時に土合橋駐車場に集合、紅葉シーズン突入で思ったよりも車は多め。

この週末、谷川岳周辺はかなりの人が歩いていたようです。






登山口には馬蹄形の地図が。

二日間で八座を登頂するルート、この時はその厳しさがまだわからずにいましたw






まずは一座目の白毛門へ。

体もなれないうちからいきなりの急登、噂によるとこれがひたすら3時間とか...






対岸の谷川岳、山頂にガスはでてるものの晴れてます。

翌日はあそこを歩いているはず、遠いけどね(汗






スタートから1時間、この日体調がおもわしくなかったMOMOパパさんが下山を申告。

尋常じゃない汗と青白い顔、このまま歩くのは無理とご自分での勇気ある判断。


自分の体調と向き合った時にこうした判断ができるのも大事なことだと思います、安全第一。

お気をつけて!







白毛門への登りルートは基本急登、木の根や岩が多くて子供の歩幅ではかなり苦労します。

前日までの天候のせいか、足元も滑りやすくそこでも体力を消耗、きついです。







岩場、鎖場を過ぎると樹林帯を抜けて松ノ木沢ノ頭に到着。






ここでようやく白毛門の全貌が。

近いようで遠い...そしてまた急登(汗







樹林帯は抜けたものの、この日午前中は気温も高く風も微風。

暑さと急登の疲れで早くも体力が奪われていく嫌な展開、それでもケータは頑張って登ります。






スタートから3時間弱で白毛門に到着。

いやーここまで本当にきつかった、ひたすら登るこの感じは今まで経験したことがないかも(汗






山頂から見る谷川岳方面。

明日はあっち側を歩いているはず、かなり遠いけど本当に歩けるんだろうか?

見てるだけなら素晴らしい景色なんですけどね(^^;






これから歩く笠ヶ岳と朝日岳。 (実は朝日岳はもっと先)

紅葉は素晴らしい、けど先はまだまだ長いです。






二座目の笠ヶ岳に到着。

ここまでの登りも楽じゃありません、白毛門での登りでかなり足を使ったのでこの先が心配だw






さあ、次は朝日岳。

この時は中央に見えるピークがその山頂だと思ってましたが...






久し振りにソロ参加のu10さん、身軽で足取りも軽やか。

随所で先行され、見えない先のルート情報を教えてもらいながら自分達も後に続きます。






偽ピークを2峰超えたあたりで、目指す朝日岳が実はまだ先だと知り心が折れそうに(汗


心もそうですが、この時足も前に出なくなってしまいました。

足というか体全体に力が入らない妙な感じ(脱力感?)、こんなの初めてです(汗汗

疲れ?いや、腹へってるからシャリバテってやつ?

持ってきたパンを食べたら少し復活、どうやらシャリバテだったようです。






先行していたu10さんをだいぶ待たせ、ゴードさんを休憩に巻き込み足止めさせながらもなんとか朝日岳に到着。

ペースを乱してしまってスミマセンでしたm(__)m






ダメオヤジをよそに、山頂をうろちょろと歩き回る元気なケータ。

その元気を少し分けてくれると嬉しいんだが(^^;






休憩し体力を回復したところで再出発。

ジャンクションピークまではこれまでとはうって変わって平和な木道と平坦な登山道でした。






ジャンクションピークからはこれから歩く稜線が。

とても美しいんですが、宿泊地の蓬ヒュッテがどこにあるのかわからないのでちょっと不安だったりもw







ジャンクションピークから清水峠までは紅葉が見事。

きつい登りもなくなり澄み渡る青空の元、足取りも軽くようやく少し余裕がでてきました^^






足取りが軽いのはオッサン達も同様。

紅葉にテンションが上がったのかグングン離されてしまいます、早い!(我が家が遅い!)







紅葉のトンネルを抜け、清水峠の避難小屋が見えてきました。

さらっと書いてますが、ここまですごく長かったw






避難小屋に到着。

皆さん(自分も)だいぶお疲れの様子、この時下山はRWにしようと満場一致で決定したのはここだけの話(笑


そうそう、ここでなにやら怪奇現象を体感した方がいたようです。

居ないはずの人の声が聞こえたとかなんとか...怖






次に目指すは七ッ小屋山。

目の前に見える登り、まずはこれを越えなければ。その先はどうなっているのだろう...ドキドキ







ちょっと平和な所もありましたが、やはりありましたよ急登が(涙

ほんと、飽きさせないコースですね(怒






へろへろになりながらも、初日最後のピーク七ッ小屋山に到着。






遠くには今朝から歩いてきた白毛門や朝日岳、その稜線が。

数時間前にはあそこにいたとは...みんなよく頑張りましたね!俺も!!






さあ、残すは蓬ヒュッテまでのビクトリーロード。といってもまだ1時間はありますが(^^;

先に目をやるとそれほどアップダウンも無さそう、これなら気持ちよく歩ける...かな?






しばらく歩くと見えて来ました蓬ヒュッテ!いや~長かった~


テン場と思える場所には既に多くの人、思ったより人が多いけどテントを張れるスペースあるのかな?






先行していたu10さんがなんとかスペースを確保してくださっていました。ありがとうございます!


この日は高校の山岳部が来ていて良さそうな場所は空いていませんでしたが、なんとか張る事ができました。

その後もテン泊の方が登ってきてテントを張る場所を探しまわったり。

ここのテン場は狭いので早目に到着した方が良さそうですね。





設営後に水を汲みに水場に行きました。

水場までは10分程下ります、ということは帰りは登り、これが結構疲れました(汗

今まではテン場の近くに水場がある所ばかり、山での水は貴重なものだと改めて実感しました。







お楽しみのディナータイム...

ですが、毎度の事ながらグルトレにもかかわらずこの大事な時にバタバタして写真もあまり撮れてません(涙


我が家は定番の肉、u10さんとゴードさんからもお肉や野沢菜、タンタン焼きそば?を頂きお腹一杯。

豪華なディナーでした、ご馳走様でした^^






丁度夕食時に山に夕日が。

肉を焼いていて手が離せなかったのでケータに撮影を依頼。

どうです?結構上手く撮れてますよね^^ 





疲れと寝不足からテントに入ると早々に就寝。

夜中、足が攣りそうになり何度が目が覚めました。それほど疲れたって事ですね(^^;


二日目は初日ほどではなさそうだけど縦走が続きます。

この体で本当に歩けるんだろうか?一抹の不安を抱えながら再びシュラフに潜り込みました。





二日目に続きます。

あなたにおススメの記事
関連記事