谷川岳に登ってみた

忠太

2012年11月06日 09:16

11/1  7月以来のソロ登山、初の群馬県のお山谷川岳に行って来ました(^^)

谷川岳といえばロープウェイでの楽チン?登山でも有名ですが、今回は西黒尾根ルートを選択。

このルートは日本三大急坂の一つ。自分にはキツイかも?と思っていた矢先の先日、お山の先輩ogazyさんが登頂された
のを知り相談させて頂いたところGOサインが出たのでチャレンジする事に♪


【6:25】
登山指導センターに登山届を提出し、ほど近い西黒尾根登山口へ。いきなりの急坂スタートで先が思いやられます・・・




【6:35】
10分程で見晴らしの良い鉄塔に出ます。この時点では天気も良く、遠くには雲海も見えました。





しばらく樹林帯の急坂を登ります、確かに急だけど思ってたよりはきつくありません。これならイケるかも~♪
その後この考えがあまかった事に気づかされますが…


そんなイケイケ気分とは裏腹に山の天気はどんよりモード(--;)
登るにつれてガスが濃くなり、おニューのソフトシェルには雨?ミゾレのようなものがポツポツと。




一気に視界が悪くなるなか、目の前には噂の鎖場が。


(左)垂直に近い岩壁も見た目より難易度は低い (右)高所恐怖症の自分、上から見ると超怖い(T_T)

足元の岩が濡れて滑るので慎重に登りましたが、濡れていなければ問題無いレベルでしょう。





【8:00】
数ヶ所の鎖場をクリアし、ラクダの背に到着。タイム的には良い感じではないかな?




しかし、ここからが試練の時でした。
なんせ視界が悪く相変わらずの天気、先が見えないので目標がない。

楽しみにしていた稜線歩きもご覧の有様、おまけに強風、急坂は続くし、岩は滑る(T-T)

本気で遭難するかと思いましたよ(--;)





それでも一心不乱に急な岩場を登り続けると足元にザンゲ岩の標識が。
標識だけでザンゲ岩など見えませんでしたけどね





この後も視界不良のなか、急坂の岩場を登り続けると標識を発見。
肩の小屋が近いのか!?頂上は近いのか!?





【9:15】
で、ちょっと歩いたらトマの耳に到着。突然現れたそれに拍子抜け、感動も何もあったもんじゃありません。
(それくらい視界不良でした)


ちなみにここまで2時間50分、コースタイムよりだいぶ早かった。ルートを間違えたのか?
おそらくは先の見えない不安で自然とペースがあがってしまったのでしょう。(おかげで足はパンパン)



トマの耳に滞在中に横殴りの小雪が降って来たので下山も考えましたが、ここまで来たからにはオキの耳を目指します。





氷のはった登山道を進むと15分程でオキの耳に到着。
持参したカロリーメイトを頬張りながら休んでいると、時折ではあるが強風と共に雲が晴れ少し景色が♪





西側斜面から吹き上げる強風で一瞬で映る雄大な景色^^


オキの耳からトマの耳までのちょっとした稜線。



【9:45】
その後、相変わらず風も強くガスが濃いので下山する事に。

トマの耳付近でこの日初めての登山者と遭遇、妙に安心した瞬間でした♪





不思議なもので下り始めると徐々にガスが薄くなっていき、登りでは見えなかった肩の小屋がはっきり見える。

悪天候のせいか人がいなかったのでさっさと下山。






振り返ると青空が・・・  あれはいったい何だったんだろうか(゜.゜)

きっと山の神様がもう一度私に来いと言っているに違いない、そう思いながらロープウェイ山頂駅に歩みを進めた。




下りは天神尾根を歩いたが、コチラもなかなかの急坂で滑る岩を慎重に進みました。

思った以上に長く辛い時間でしたが11:35、無事に到着。



ロープウェイでは紅葉見物の人が「スゴイ景色だね~」と写真を撮ってましたが、その時自分は心のなかでこう呟いた

「お金では買えない、頑張った人にしか見えない最高の景色もあるんだよ、プライスレス♪」




次は晴れの谷川岳にまた挑戦しようと誓い帰路につくのでした。



おしまい



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