白峰三山縦走(前編)

忠太

2017年07月11日 08:21


7/8・9 南アルプスは白峰三山(北岳、間ノ岳、西農鳥岳)をケータと歩いてきました。



あの事件から2年、今度こそはと白峰三山にリベンジしに行ってきました。

3000m峰踏破には避けては通れぬ白峰三山ですが、正直自分はモチベーションが上がりませんでした。我が家のレベルからすると今回のルートは1泊で歩くにはあまり余裕のない行程(かと言って2泊は勿体無い)。1ヵ月以上のブランクで体力への不安と、長い二日目を歩いた後の長い運転、不安要素が多かったのがその原因です。それでも、ここでやっつけておかないと後々の山行予定に狂いが生じてしまうのでこのタイミングで出撃する事に。悪天を覚悟していたけど、幸い直前で予報が好転したのが唯一の救いでした。

ちなみに今回はロングコースなので重荷を嫌って小屋泊にしてみました。もちろんケータはテン泊希望だったけど、「小屋泊じゃないと行かない」とダダをこねたら渋々ながらOKをもらえました(笑





奈良田の駐車場から始発(5:30)のバスで広河原へ。

一昨年の反省をふまえて今回は酔い止めの薬も飲み、忘れ物のチェックも入念に。睡眠時間が1時間しかとれなかったのがちょっと心配でしたが、とりあえずスタートラインに立てたのでもう行くしかありません。






おはようございます。

念願の白峰三山に挑めるとあって、気合十分のケータ。親子で温度差が有りすぎですw






快晴の北岳。

本当にあそこまで行けるんかいな?すっきり晴れているのでよく見えるのが逆に恨めしかったりw






今回は白根御池を経由して草すべりから登ります。

雪渓も魅力的でしたが、まずは白根御池小屋を目指してそこでのんびりしようという計画。水の補充もできるし、ソフトクリームも食べたいしね^^






すぐにバテバテw

序盤は比較的緩やかな登りですがすぐにバテました(笑)。幸い?所々で渋滞が発生していたのでペースは遅め。ケータは行きたがってたけど、この日の自分には丁度良いペースでした。






白根御池小屋に到着。

今回はケータに歩くペースを委ねたのでちょっと早め?個人的にはもっとゆっくり歩きたかったけど、親としてのプライドがあったので我慢してついて行きました(笑
ここで水を補充、もちろんソフトクリームも食べたけど写真は撮り忘れww






草すべりの急登へ。

体力回復、いよいよ草すべりの急登へ突入です。一昨年ここを下りましたが、とにかく急だったという印象。既に足に違和感が出ていましたが登らないと始まらないので頑張りますYO!







お花が沢山。

名前はわかりませんがお花が沢山咲いてました。きつい登りですが花好きの人なら鑑賞しながら楽しく登れるのでしょうか?興味のない人(我が家)にはただの苦しい急登ですがw






オヤジ程ではないけどさすがのケータもバテてます。

でもそれ以上にバテバテの自分。休憩も増えて、足も徐々にヤバくなってきているのがわかります。丸1ヵ月以上、お山はもちろん運動もしていないとこんなに酷い事になるんすね。






小太郎尾根分岐に到着。

ここに来る直前にとうとう足が攣りました、しかも両足。もうほんと...情けないっすw
とにかく必死で足をマッサージ、もう騙し騙し進むしかありませんww






斜度の緩い稜線歩きも楽じゃない。

なんとかうまく騙せているけど、爆弾を抱えた足に気を使いながらゆっくり進みます。ガスも出てきてテンションは下がる一方、ケータにも心配されてしまう始末。もう苦行でした(涙






登山道の脇には花が乱舞してました。ちょっと癒される(^^;






やっとこさっとこ肩ノ小屋に到着。

苦しい道のりだったけど、ここはただの通過点。アタック前にしっかり休憩し、入念に足をマッサージします。経験上、足が攣っても下りは歩けるので山頂まで踏ん張ればなんとかなる。頑張ろう、俺!






隊長に先導してもらいながら山頂へ。

小屋から山頂までは近いはずが何度か足が攣り、休憩しながらじゃないと進めない状態。隊長に励まされながら、歯を食いしばって一生懸命登る父なのでしたw







スタートから6時間以上かけてなんとか山頂に到着。

ガスで真っ白な山頂でしたが、登れただけで御の字。二日目が厳しいのは承知してましたが、まさか初日でこの有様とは...先がおもいやられるなw






宿泊地の北岳山荘。

あそこまでは下りなのでもう大丈夫。多少痛みは出るがほぼ順調に下って行きます。






スタートから7時間、いろいろあったけど時間的にはまずまずかな?

ゆっくり体を休められる小屋泊にしてよかった。心底そう思いました(笑




北岳山荘は混雑具合がスゴイと聞いていましたが、この日は布団一枚を一人で使えるくらいでした。ハイシーズンにはまだちょっと早いからかな?

夕飯まで軽く昼寝したり、足のマッサージを入念に行ったり。翌日の縦走にむけて体をしっかりと休め、早めに就寝するのでした。




二日目に続きます。

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