北岳(前編)

忠太

2015年07月29日 22:32


7/25~26 日本No.2のお山、北岳を父子で歩いてきました。



前日にあんな事があったけど、めげずに頑張りましたw






芦安発の始発バスに乗ってやって来ました、まさかの二日連続の広河原w

忘れ物はないかとハイクスタート前に入念に確認してから出発です(自爆





ヤマレコでよく見かける橋を渡って行きます。

揺れるからちょっと怖いんですよね、父子共に高所が苦手w


ちなみに相棒のザックは7.5kg、単純に考えると体重60kgの大人が15kgを背負ってる計算です。(相棒の体重30kg)






広河原山荘を過ぎ、登山序盤は樹林帯を歩きます。

天気の良い週末、多くの登山者でちょっと渋滞も。







登山道脇には沢山のお花が咲いていました。(ホタルブクロ、マンネングサ)

北岳って新花の百名山なんですね、麓から山頂付近までまんべんなくお花が見れる良いお山です^^






二俣までは沢沿いを歩きます。

暑い日でしたが水場が近いと涼しい風が流れ、暑さも少しは和らいでくれますね。







幾度となく渡渉をしながら進んでいくとバットレスが見えてきます。







ミヤマハナシノブの乱舞を横目に二俣まで歩いてきました。

ここから右俣と左俣へとコースがわかれます。



ここで運命の選択、右に進めば北岳のみの登頂が確定、左に進めば間ノ岳へ行ける可能性も。


日曜の夜に用事があったので遅くとも12:45広河原発のバスに乗らなければなりませんでした。

右俣からだと肩ノ小屋に幕営し時間次第で当日or翌日に北岳登頂。

左俣からだと北岳山荘に幕営し時間次第で間ノ岳まで行ける可能性が残されます。






相棒にその旨を伝えると、迷わず左俣を選択。やっぱりネ(^^;

ここからはガレ場もあり、まんべんなく登りが続く本格的な登山の始まりです。







淡々と続く苦しい登り、でも振り返れば鳳凰三山と八ヶ岳が見渡せる絶景も。

いや~、上がってきたね^^







雪渓を過ぎた後もガレ場の急登や梯子が登場。

さすがNo.2、簡単には登らせてくれません。






梯子を上っていくと北岳バットレスが目の前に、すごい迫力♪






スタートから5時間で八本歯のコルに到着、休憩多めにしてはほぼCT通りに歩いてこれました。

左俣ルート、結構きつかったな~






コルからの景色も絶景♪

No.1はもちろん、鳳凰や甲斐駒など南アの名だたる名峰がすべて見渡せました^^






目指す北岳山荘と間ノ岳方面、山荘までは結構遠いのね(汗


ここから北岳山荘まではCTで1:10、CT通りに歩ければ13時には到着できます。

13時までに着ければ間ノ岳に行けると思っていたのでここからが正念場です。







コルまで上がれば後は楽なのかな~なんて思ってたけれど、そんなに甘くはありませんでした。

大きな岩場をえっちらおっちら、ようやく山荘までのトラバース分岐に到着。


だいぶ標高も上がってきて相棒のペースがなかなか上がりません。

しかし急ぐと高度障害が怖いので無理はできません、この時点で間ノ岳登頂は厳しいと察しました。








トラバース道にもお花が沢山。

周囲の景色、足元のお花、見ていて飽きることのない素晴らしい景色です。






北岳山荘に到着後、さっそくテン泊の受付を。

すでに良さそうな場所は埋まっていたので、診療所裏の比較的平らなところに設営しました。


山荘着が13:30、テント設営やらなんやらで気づけば14時過ぎ、残念ながら間ノ岳はあきらめる事にしました(涙

行ってこれない時間ではないけど、CT通りに歩けても戻りは17時過ぎ。

ここまでの疲れもあるのでCT通りに歩ける保証もありませんからね。




しかし、相棒も自分としてもやはり歩きたい気持ちは捨てきれません。

そこで次の案を検討。

このまま北岳を登頂し翌日早朝から間ノ岳、下りは再び左俣ルートでという案。
翌日ナイトハイクで間ノ岳、その後北岳登頂し草すべりコースで下山。


いづれにせよ時間的余裕はあまりなく、下りが苦手な我が家には難しい案です。

相棒と協議の末、案の可能性に賭けてみることに。

それには2:30起き、3時発という過酷な試練を乗り越えなければなりません。


というわけで、とっとと夕飯を済ませ楽しみにしていたアーベントロートに備えます。






山に沈んでいく太陽。



赤く染まるNo.1



北岳のアーベントロート



相棒と寄り添ってこの素晴らしい景色を見れたことに感謝。

いろいろあったけど、来てよかったと心から思える瞬間でした。






深夜、風の音で目を覚まし外を見てみると満点の星空が。おそらく天の川?

とても素晴らしい景色が見れた初日でした。




二日目に続きます


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