昨年ケータ用に購入した10本爪アイゼン。(上の写真)
軽アイゼンよりグリップ力があり、これはこれでよかったんですが前爪が足裏に隠れてしまいます。
これだと斜度のある登りでは踏ん張りがきかないのではないかと少々不安でした。
しかし、子供の足に合うサイズの前爪有のアイゼンってなかなかないんですよねw
それでも何か良いものはないかと物色していると、なんとかイケそうな物を発見。
それが今回購入したオクトスの10本爪アイゼンでした。
値段は本格的なアイゼンの半額以下、安い買い物ではありませんが思い切って逝ってみましたw
左が今回入手した物、右が昨年購入したアイゼンになります。(共に10本爪)
前爪の長さは一目瞭然、新しい物はちゃんとブーツより前に出ますw
試着してみると早速問題が(汗
ケータのブーツでは甲の高さが低く短い為、足の甲を抑えるバンドが浮いてしまいブーツが固定できません。
甲を抑えるバンドは固い材質なので曲がらず、ブーツに干渉してしまうのです。
そこで、昨年購入したアイゼンの物と交換してみる事にしました。
(昨年の物はゴムなのである程度曲げたりできます)
それぞれのアイゼンのリベット留めの部分をドリルで穴をあけてバラシます。
そして昨年の物を新しいアイゼンに付け替えます。
本当ならリベットで留めたいところですが、適当な大きさの物がなかったのでとりあえずインシュロックで固定。
さあ、これでフィットしてくれるだろうと装着してみると...
うーん...干渉はなくなったものの、"浮き"はそのまんま(涙
どうやら本体側の立ち上がり部分が長いのが原因で"浮き"が発生しているようです。
それなら短くカットして穴を開けなおそう、と思ったんですが手持ちの工具ではトルクが弱くて穴が開きませんw
工具を買うとなるとせっかくお安く入手した意味がないしな~
そこで、なるべくお金をかけずに"浮き"対策を施すことに。
バンド部分にホームセンターで買ってきたスポンジカバーをカットしてテープで巻きました。
バンド自体は浮いていますが、ブーツの先端はスポンジカバーと密着しているので遊びがなくなりました。
見た目はアレですが、これで問題解決としましょう^^
ケータのブーツはソールが柔らかいので付属のプレートではなく薄い鋼板製の物にチェンジ。
これは以前、自分用に3シーズン用ブーツの為に購入したものを使いました。
※ちなみにブーツサイズが小さいのでプレートはカットしました。
やはりバンドをインシュロックで留めておくには心配だったので、後日リベットで留めました。
こうして、なんとか子供のブーツでも装着できる前爪アイゼンが完成。
見た目的には大人のアイゼンと遜色ないように思えますが、いかがでしょうか?
反っているのブーツのつま先、ソールの形状から雪が詰まる可能性があるのがちょっと心配なところですが...
前爪があることでそれなりの斜面にも対応する事ができ、行けるお山の選択肢も増えることになりそうです。
しかし、あくまでも子連れ登山。
ましてや雪山、無雪期の登山よりも格段にリスクも増えるので行動は慎重にしたいと思います。
さて、ニューアイゼンのデビューはどこにしようかな?
雪山シーズンが待ち遠しいですね♪
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