残雪期の会津駒ケ岳

忠太

2017年04月05日 03:23


4/2 残雪期の会津駒ケ岳をケータと歩いてきました。



まだまだ雪山シーズンは終わりません。

当初は4月2週の週末に出撃を予定していましたが、週間天気予報がよろしくないのに気付き急遽日帰りでの出撃を決行する事に。磐梯山を候補に挙げていましたが、この時期は雪崩の心配もあったので入山者も多く、比較的雪崩の起こる可能性も低い(と思われる)会津駒に行先を決定。

ケータも自分も大好きな会津駒ケ岳。また近いうちに再訪するつもりだけれど、たっぷり雪のあるうちに一度訪れてみる事にしました^^







おはようございます。

豪雪地帯の南会津は桧枝岐村。道路にこそ雪はなかったものの、登山口までの林道は雪でがっつり埋もれてます。この時期のアイコマは登山者よりも圧倒的にBCの方が多数、この日も沢山の方が板を履いて担いで登っておられました。






歩き始めてすぐに分岐が。

冬道と林道の分岐点。無雪期は右の林道側を進みますが、冬道はここから左へ。






で、冬道はいきなり急登ですw

まずは様子見でつぼ足でスタートしましたが、踏み抜きが多かったのですぐにスノーシューにチェンジ。






冬道のルートは急登を登り、一旦尾根に上がります。

序盤の登りはスノーシューで登るにはちとキツイ斜度。自分はヒールリフターがあるのでまだ良かったけど、ケータのアトラスでは爪も少なくちょっと厳しかった様子。かと言ってアイゼンでも効くような雪質ではないのでそのままスノーシューでレッツゴー(笑

目の前の雪庇を避けるように回り込んで尾根へ上がります。






快晴!

尾根に上がるとアイコマブルーの青空が飛び込んでくる。素晴らしい青空だけど、雪の照り返しが厳しくてサングラスがないと目がやられてしまいそう。そして後で待っていたのは雪焼けでしたww






尾根に上がってからも時折急登有り。

それでもケータは頼りないシューでガンガン登っていきます。ジグをきれば楽なのになぜか直登で(汗
恐らく自分はヒールリフターがなければ余裕で撤退していたと思います(笑






大休止。

雪で埋もれていてわからないけど、恐らく水場であろう場所で大休止。実は自分、週中から風邪をひいていて体調がよろしくありませんでした。それでも貴重な山行の機会に少し無理してきてしまったんですw
この後もずっとバテバテでしたがなんとか無事に下山できたので、まあ良しとしときましょう(^^;






燧ヶ岳発見!






見えたよ。

しばらく歩いてようやく駒ケ岳を視界に捉えます。でもまだ遠いのねw







照りつける太陽。

快晴微風の絶好の登山日和。でも暑くてバテバテ、絶景を見る事なく黙々と歩くケータなのでした(^^;






立ちはだかる雪の壁w






を避けるようにトラバースして山頂を目指します。






振り返ると日光ファミリーのお山達。






さあ、もうすぐ山頂だ。青空に向かって登ってイケー!






二人共バテバテw 苦しかったけどなんとか登頂できました。よく頑張った!(俺も)

ケータの後ろには尾瀬のツートップ、燧ヶ岳と至仏山。






中門岳へ続く稜線。雪庇もありました。




西側には越後駒ケ岳かな?




日光白根山。




小屋から延びる富士見林道、その先には燧ヶ岳。

アイコマから見る燧ケ岳はやはりカッコいい!!






駒の小屋は雪にすっぽりと覆われておりました。

さすが豪雪地帯、二階建ての屋根まで雪が積もってます。様子見に小屋まで行こうと思ってましたが、トレースも無さそうなのでやめましたww また来月かな?






稜線の西側にはスノモンの名残も見えます。






素晴らしい景色も堪能したところで下山開始。

下りは待ってましたのヒップそり!気温が上がり雪がシャバってきたのでちょいと滑りにくいけど、そこは気合でなんとかします(笑






滑れそうなところを見つけては滑る、ただひたすらに(笑








結局、下りの半分くらいはそりで滑ったと思います。オヤジも挑戦したけど、重くて沈むためにほどんど滑れず(涙)。ケータのそりを追って駆け下りて何度も転んで痛い目にあいましたw







終日快晴。

今シーズンは我が家にしては好天の山行が多かったように思います。多少荒れた雪山も嫌いじゃありませんが、やはり晴れるにこしたことはありません。晴れは正義なり!






雪解け

ゴーゴーと沢を流れる雪解け水。これから気温も上がり、お山も春にむかって衣替えの時期ですね。ちょっと寂しいけどw






スタート地点に無事に戻って本日の山行も終了です。お疲れさん!






体調面や日程で多少無理をしましたが、雪もたっぷりで快晴、とても充実した山行となりました。

無雪期にはそれほどでもないと思っていたけど、この時期のアイコマはなかなか手厳しいお山でした。まあ、標高差1200mあるんで普通にキツイですよね(汗


来月には小屋泊で再訪予定。小屋番さんと再会するのが今から待ち遠しいです^^

やっぱりアイコマはいつ来ても最高のお山でした!







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