鳳凰三山(前編) -さんざんだった鳳凰三山ー

忠太

2014年08月25日 15:41


8/22~23 夏山行の〆に南アルプスは鳳凰三山を歩いて来ました。


今回は初ソロテン泊山行。

本来ならケータと一緒に歩く予定でしたが、直前に風邪をひいてしまった為に急遽ソロに変更。


ソロなら...と躊躇しましたが、ケータの後押しもあって行く事に決めました。

ケータの思いを背負い、とんだハプニングもあり、考えさせられる事の多い山行となりました。






今回の山行は夜叉神登山口から南御室小屋でテン泊、翌日三山縦走後に下山の山行計画。

(初日に小屋に早く着けば翌日の下見に薬師岳まで行く予定)



前日、残業で帰宅が遅くなりほとんど寝ずに家を出発。

途中の談合坂SAで仮眠した際に寝過ごし、登山口に予定より2時間遅れで到着。

思えばこの時点で今回の山行は暗雲が立ち込めていたように思います.....







8:30 夜叉神登山口。近くにトイレ有り、登山届は写真の小屋の中にあります。

幕営地の南御室小屋までの高低差1000m強、さあ頑張るぞ!


ちなみにここから先の広河原までは土砂崩れで全面通行止めでした。今月一杯で復旧との情報も?






しばらくは(結局ずっと)樹林帯歩き、木陰が気持ちいいがこの日は暑かった!

遅れを取り戻そうとちょっとペースを上げて歩きましたが、すぐにバテました(^^;







登山道脇にはお花、夜叉神峠までは残り〇〇分とご丁寧に残り時間の看板も。

峠まではハイキングコースにもなっているようで、下山時にそれっぽいファミリーが歩いてましたね。






この日最初の展望は夜叉神峠から。

雲一つない青空と白峰三山(北岳はちょい隠れ)、いや~素晴らしい!南アルプス万歳^^




ここでハプニング①、小腹が空いたので行動食を食べようしたらザックに入ってません。

どうやら車に置いてきてしまったようです(T_T)

ここまで1時間、戻るには遠すぎるので南御室小屋までは我慢するしかありません。







気を取り直して再出発。峠からすぐは少し急登、そして相変わらずの樹林帯の単調な登山道。

唯一の癒しはお花、(多分)ミヤマシャジンは今回一番印象に残ったお花でした^^






夜叉神峠から1時間ちょいで杖立峠に到着。

ここでは展望もないので水分補給のみ。






夜叉神ルートは終始樹林帯とは聞いていましたが、まさにその通り。

あれっ、ここさっき通った?的なデジャブ感がずっと続く感じでした(^^;

ケータと一緒ならこんなに退屈しないんだろーな






久し振りの展望ポイント、火事場跡に到着。






ここからはNo.2の北岳もハッキリと見え、ちょっとだけテンションアップです♪






地味~な登山道をひた歩き苺平に到着、小屋前最後の休憩ポイントです。







苺平から南御室小屋(みなみおむろこや)までは下りです。

せっかく稼いだ高度を一旦下げるのは何とも嫌な気持ちになります(-"-)






途中に気の利いた看板を発見。auユーザーです^^

ここでケータに無事と現状報告をしました。






やっとの思いでこの日の幕営地になるはずだった、南御室小屋に到着。

すぐにテン泊の受付を済ませ、コーラを購入し一気飲み、至福の一時^^






テン場は広々、平日の昼過ぎなので良い場所も空いてます♪






ここで今山行最大のハプニング②が発覚。

適当な場所を確保し、さあ設営しようとザックを開けてみると妙な違和感が

あれっ?ポールの袋が長いような... 袋の色が違うような...


やっちまった(T_T) ポールを間違えて背負ってきてしまいましたチーン
 


何たる不覚、何たる失態、せっかくの初ソロテン泊が水の泡(涙涙

自分への怒りと恥ずかしさでしばしその場で茫然...




しかし起きてしまった事は仕方ない、数分後我に返り今後の行程を模索します。


ふてくされてこのまま下山するか小屋に素泊まりするか。

さすがに大人なのでふてくされるわけにもいかず、小屋に素泊まりさせて頂く事にしました。

訳を話して宿泊の再受付、小屋番さんの「それは悔しいですね~」からの失笑、あの顔は忘れられません。


後で気づきましたが、ココで泊まるより薬師岳小屋まで上がった方が翌日の日程が楽でした。
事実、二日目は行動時間が長くかなり疲れました(>_<)
まあ、到着時の疲労で薬師岳小屋まで上がるのも大変だったでしょうけど...






そうと決まれば荷物をまとめていざ薬師岳へ!

なんてテンションにもなれず、のんびりと小屋周辺を散策しました(^^;


超冷たくて美味しい南アルプスの天然水、100%湧き水だそうです♪






小屋の周りはお花が一杯、よって蜂&虫も一杯います(^^;






チップ制のトイレは匂いもなくとても綺麗でした。

ちなみに小屋内には夜間用のトイレ(小のみ)もあります。






一通り散策を終えたあとは暇なので小屋でふて寝(^^;

初日は晴天ですが二日目は微妙な天気予報、まあ雨さえ降らなければ...





夜、小屋内の自炊場で食事を済ませ就寝前に談話室?でTVをみていたら雨音が。

小屋の方が「雷雨予報が出てるので小屋の電源を落とします」と言って小屋は真っ暗に。

予報通りの雷雨と風、テン泊だったら怖いんだろーなと小屋泊になったことにちょっと安堵しました^^


ふて寝したのにも関わらず、疲れからか多分19時頃には寝ました^^

翌日はご来光を目当てにナイトハイク、そしてまたもやのハプニングと疲れる山行が続きます。

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