今回歩いたコースは10時間超に及ぶロングコース。(三股ー常念岳ー蝶ヶ岳ー三股)
身軽なソロ登山とはいえ、ちょっと無謀な感じは否めないけどとにかく頑張ってきました^^
4:30 登山口のある三股の駐車場に到着。
※ちなみに我が家からココまでは4時間30分かかります...(T_T)
運転だけで既にお疲れ気味だけど天気も良さそうだし頑張ります!
駐車場から登山口までは10分程の林道歩きを経て登山口へ。
登山口では早朝にもかかわらず、係り?の方がいて「登山届を提出して下さい」と一人一人に声をかけてました。
自分も登山届を提出、三歩に見守られながらいざ出発
(5:25)。
登り始めは樹林帯をジグザグに進む急登道、これが淡々と続きます。
登山道は狭く、足元はぬかるみ、木の根が多いので非常に歩きづらい。
サクサク歩けないのでとてもストレスを感じて心身共に疲れやすいです。
それに道標が少ない(ほぼ無い)ので目的地までの距離感がわかりづらいのもストレス(-_-;)
登り始めて丁度2時間、前常念岳が姿を現す。
直後にある梯子を登るとこれから進むハイマツと岩の稜線が見えてくる。
想像以上の斜度、楽しみだった岩稜帯だが辛い登りが待っていた。
高度を上げていくと左手奥には穂高連峰が見えてくる。
手前に見えるのは常念岳~蝶ヶ岳へと続く稜線。この後あれを歩くのか.....
振り返るとなかなかの高度感。
岩稜帯ではペンキマークに沿って登っていくが、ルートを外れると浮石が多くなり落石の危険性も。
後続者がいる場合は細心の注意が必要。
8:15 前常念岳避難小屋の石室に到着。
この真上が前常念岳で一等三角点がある。(写真は撮り忘れ)
疲れは出てきたがそれを打ち消してくれる景色が広がります。
山頂直下から見た大天井岳・横通岳方面。眼下には常念小屋も見える。その奥で雲に隠れているのは燕岳?
大天井方面から常念まで縦走されてる方が結構いました。
9:15 常念岳山頂に到着。ここまで3時間50分とまずまずのタイム^^
振り返ると歩いた来た稜線が。
先に目をやると蝶ヶ岳までへと延びる稜線。
槍から穂高連峰まで全て見渡せるこの光景は圧巻の一言。
特に一際目立つ槍ヶ岳、待ってろよ~いつか必ず... たぶん(^^;
いつもなら頂上からの景色を堪能し下山するわけですが、今回はここから縦走が始まります。
すでにここまでで疲れも出ているので先が不安です(-_-;)
蝶ヶ岳までの稜線はアップダウンを何度か繰り返します。
途中から写真を撮る余裕がなくなったのでここからは少な目で.....
途中で花畑や 池塘が出てくるが眺めている余裕もなくなってきた。
蝶ヶ岳手前のピーク“蝶槍”直下の登り。
ここまできてこの登りとは...体力よりも気力が...
12:00 蝶槍を制覇。常念岳から2時間20分、予定より20分オーバー(-_-;)
10分程歩くと三角点と“頂上”の文字。ここが蝶の山頂?標識がない?
近くにいた方に聞いてみると最高点標識は蝶ヶ岳ヒュッテ付近にあるとの事でした。
蝶ヶ岳ヒュッテまでの稜線歩きはアップダウンもなく体に優しいものでした^^
昼前から東側からガスが広がってきたけど穂高連峰方面は終始快晴。
12:40 蝶ヶ岳ヒュッテに到着。飲み水が少なくなってきたので購入。
裏手にテン場、その奥には最高点の標識が。
小屋で休憩後に少し歩いて蝶ヶ岳のピークをゲット!
これで後は下山を残すだけ、まだ終わりではないが気分的にだいぶ楽になりました。
歩いてきた道を眺めてみる。
13:15 下山開始。予定では3時間位?
下りは終始樹林帯歩きなので写真も特に撮りませんでした。
唯一の見せ場、ゴジラの木。目と歯以外は全て自然の木で出来ています。
麓に近づくと水場や川、ちょっとした沢などが現れます。最後の最後に癒しが待っていてくれました。
16:00 登山口に無事帰還。長い一日が終わりました。
今回の常念岳~蝶ヶ岳の周回コースは想像通りにキツイ行程でした。
正直、自分を過信していたところもあったので山に叩きのめされた感じです。
それでも心折れる事なく完歩できたのも北アルプスの山々の絶景があったからこそ。
穂高連峰や槍ヶ岳、今までTVや雑誌でしか見たことのない山を生で見れたのは素晴らしい経験。
珍しく天気にも恵まれ、山の厳しさと楽しさの両方を味わえた有意義な山行でした^^
【コースタイム】
(往)5:25 三股登山口 - 8:15 前常念岳 - 9:15 常念岳 9:40 - 12:00 蝶槍 - 12:40 蝶ヶ岳ヒュッテ 13:05
(下)蝶ヶ岳 13:15 - 15:00 まめうち平 - 16:00 三股登山口
おまけ
帰り道、子ギツネと遭遇。車道の真ん中に座り込んで動かない。
「ル~ルルル」、五郎さんばりに呼んでみると近くまで寄ってきてくれました♪
スゲー可愛かった♡
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