八ヶ岳縦走、槍穂縦走、南の南縦走。この夏、個人的にはたっぷり歩いた(つもり)なのでこの週末はのんびりとした山歩きがしたかったんですが、やっぱりそれなりに歩かされましたw
白馬岳は登山を始めた時から一度歩いてみたかったお山。毎年候補にしていましたが、なかなか行くチャンスがなくて今回念願叶っての出撃となりました。白馬岳のみでは寂しいので三山縦走、本当はこれだけで十分なんだけど、まあその先はケータが行きたがっているので諦めてお付き合いで歩く事にしましたw
おはようございます。
初日は猿倉から大雪渓を登り、白馬三山縦走後に天狗山荘でテン泊の予定です。そう、今回はなんとテン泊なのです!たまにはテン泊も良いかな...なんて気持ちはあまりなく、夏山でお金を使いすぎたのがその理由、というのはここだけの話ww
まさかの晴れ♪
予報では午前中くらいは雨でしたが、降っていたのは早朝だけ。猿倉に着くころには雨も上がり、歩き始めてすぐに青空が。前線の通過が予定より早かったのかな?これは嬉しい誤算でした^^
白馬尻荘。
久しぶりのテン泊装備に苦戦しながらも大雪渓の入り口、白馬尻荘に到着。
さあ、お待ちかねの大雪渓。
我が家はチェーンスパイク。
軽アイゼン、アイゼン、チェーンスパイクと各々それぞれに滑り止めを装着して大雪渓へ踏み出します。中には説明書をみながら装着してる方も。皆さん、安全第一行きましょう^^
いきなりのハイペースw
大雪渓に突入する前に注意したんです、大雪渓では落石の危険性があるからあまり立ち止まらないようにって。そしたらノンストップで休憩もせず一気に登るんです。そう、この子はマジメなんです、ハイ(汗
写真撮影を口実に立ち止まってもらいます。
掲載しませんが、こんな写真が十数枚のこってました(笑
大雪渓を終え、増水した沢を渡ります。水量豊富でズボンが濡れたw
しんどい登りが続き、ようやく頂上宿舎に近づいてきました。
しかし、頂上宿舎はスルーし白馬山荘へ。
お目当てはここ^^
まだ何も成し遂げていないのにケーキを注文(笑
白馬岳を目の前にしてまったりと。槍ヶ岳の再来か??
いや、まじめに登りましたよ。一応百名山だし(^^;
それにしても、この日の稜線上は風が強かったです。瞬間的にケータの体がもっていかれる程吹く時もあってちょっとビビりましたw 午後からは徐々に弱まる予報だけど、テン泊大丈夫かな(汗
立山と剱岳。
あまりにも風が強く、ちょっと写真を撮ったらすぐ下山。写真はこれから歩く残り二山です。
今度はもつ煮(笑
いや、やる気がないわけではありません。まだ時間が早く、このまま進んでしまうと風がおさまる前にテン場に着いてしまうので、少し時間をつぶそうと考えた次第です。これも作戦のうち。
ほどほどに時間をつぶしたら縦走開始。
素晴らしい景色ですが風はビュービュー。先を行くケータも、時折吹く突風にふらふらしながら歩いてます。
前半飛ばしすぎたのか、縦走中のペースはちょっと遅め?
一度落ち着いてしまうとその後はなかなか体が動かない。我が家はそうなるのが嫌なのでいつも休憩は短めにしますが、今回はのんびりしちゃったのでやはり体が重いw
ペースは遅いかもしれないけど、オヤジ的には丁度いい感じなのでした。
白馬三山、杓子岳に登頂。
相変わらず風はビュービュー(汗
続いて白馬鑓へむかいます。
丁度風が写真右側から吹いてきているのでここの通過は何気に気を使いました。一瞬でも体をもっていかれたら谷底へ...ヤバイよヤバイよ(汗
白馬鑓、近くで見ると案外きつそうな登りですねw
下って登って、あーしんどいww
しんどいけれど見える景色は素晴らしい。
手前に杓子岳、奥には白馬岳。青空と白い雲、夏の終わりに気持ちの良い縦走ができる事に感謝。
白馬鑓ヶ岳に登頂、これにて白馬三山コンプリート。
そういえばこの夏は白峰三山、荒川三山も歩いたっけ。三山縦走に明け暮れた夏でしたね(笑
残すはテン場のある天狗山荘までの下り(ちょっと登りもある)、もう少し頑張ろう!
温泉も捨てがたいけど、予定通り天狗山荘にむかいますw
雪田を渡って天狗山荘に到着。
天狗山荘は雪の影響で建物が一部倒壊し、今シーズンの宿泊は不可能となっています。しかし、テン場の営業とトイレ、水場は利用可。飲み物や売品(手ぬぐいやお菓子など)の取り扱いも行っているので、テン泊なら普通に滞在できる状況でした。
ナイスロケーション♪
テン場の目の前には白い山体の白馬鑓。先ほどまでとはまるで違ったお山のよう、表と裏?でこうも顔が変わってくるんですね。個人的にはこちら側から見る白馬鑓の方が断然美しいと思います。
アーベントロート。
小屋の方の話では、この夏は天候が良くなくて夕焼けもあまり見れなかったそうです。この日も厚い雲が出ていたので無理かもね~なんて言われていたけど、昼寝して起きたら見えましたアーベントロート^^
茜色に染まる空。
日が沈む僅かな時間、日が昇る僅かな時間、空が一瞬だけ見せるその表情がたまらなく好きなんです。
そんな最高の景色をケータと一緒に見れた事もたまらなく嬉しい。最高でした。
こうして初日はオヤジ念願の白馬岳(三山)を満喫。既にお腹一杯なんだけど、翌日はケータ念願の不帰キレットが待っています。楽しみと言ったら楽しみだけど...無事に踏破できますように。
続きます。
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