北岳(未遂編)

忠太

2015年07月27日 22:41


7/24~26 夏山初めとして南アルプスは北岳...を歩くつもりでした。



結論から言いますと、歩いてきました北岳だけを。

でも自分の大失態のせいで予定の行程を大幅に変更するはめに..... 


レポるのもお恥ずかしいところですが、あえて書きます。笑ってやって下さい(T_T)





金曜に有給をとって二泊でお山に出かけることに。

北アを狙っていましたが、金曜の天気と週末の強風予報にビビり、南アへ行先を変更。

二泊で南アとなれば真っ先に浮かんだルートが白峰三山の縦走でした。






金曜の朝、奈良田駐車場から始発(5:15)のバスに乗り込みます。

平日なので人は少なめですが、バスは1便のみ。

並んでいる半分程の人しか乗れず、後はピストン輸送をするようでした。

自分達はギリギリセーフ、幸先良いスタートでした、でした.....



広河原までは50分くらいでしょうか?

再び奈良田まで戻るためか、バスは林道を激走します。

結構な揺れで車内では車酔いの症状の方がちらほら、普段は大丈夫なケータもこの日はちょっとやばかったようです。






広河原に到着すると平日にもかかわらず沢山のハイカーが。

軽い車酔いの症状もあったのでしばし休憩、その間に装備のチェックをしたり。




その時でした。

誰かの「車の鍵どこ?」と言う声が聞こえてきました。

あれっ?自分は鍵をどこにしまったっけ?嫌な予感がw


恐る恐るポケットに手を入れてみます、嫌な予感的中です。

身の回りやザックのポケットを探しましたがどこにもありません。


どこかに落としたか?いや、そもそも車をロックしたのか?

バスの出発直前に忘れ物をし、車に戻ったところまでは記憶にあったので多分車の周辺か中か。


ピストンで戻って来るバスを待ち、乗務員に聞いてみましたがバスの中には落ちてないとの事。

このまま歩き出すわけにもいかず、再びバス(8:00)で奈良田まで戻る事にしました。


この時点でかなりへこんでいましたが、鍵さえ見つかれば9時発のバスでまた戻れば時間的にはなんとかなる。

そう思っていました。



駐車場に戻り車まで行ってみると、まんまと鍵は車の中に。

ほっとした瞬間でもあり、情けない気持ちでもありました。

でもこれでなんとかスタートできると思った時、ケータの異変に気付きました。


顔が青ざめて気分が悪そう、どうやら車酔いの症状が悪化したようです。

往きですら軽く酔ってしまったうえ、さらに戻って来る際に再びバスに揺られ酔いが酷くなったみたい。

本人は大丈夫と言ってるけどかなり辛そうな表情でした。


バスの出発までは後数分、行くか止めるか決断するまで時間がありませんが、決断はすぐでした。

本日の登頂は中止、親としては当たり前ですよね。

13:30のバスで、という案も頭をよぎりましたがその時間から山に入るのはリスクもあるかな~と断念。



元はと言えば、自分が車の鍵を忘れた事が原因。

それでもケータは自分がこうなってしまった事で歩けなくなってしまったと思い泣いていました。

なんとも言えない罪悪感と自分に対する恨めしい気持ち。


中止が決まったので症状回復の為に車の中で横になり少し仮眠。

起きたら良くなったようなのでとりあえず奈良田を後に。

正直、一刻も早くこの地を去りたかったですw



以上が今回の大失態の詳細です。

どうです、笑っちゃいますよね(涙、涙、涙

まったく、なんという大失態。もう思い出したくもありません、ほんと。









さて、おきてしまった事をくよくよしている場合ではありません。くよくよしてましたけど

折角有給をとってここまで来たのでおめおめと帰るわけにはいきません。

初日は無理でも土日の1泊ならお山を歩けますから。



個人的には三山縦走が不可能なら八ヶ岳かちょっと足をのばして北アに行きたいところでした。

しかし、ケータは日本No.2の北岳にはどうしても登りたい様子でした。

それならばとケータの意志を尊重し、翌日から北岳アタックをすることに。

まあ、罪人の自分の意見なんて言える立場じゃありませんからw



そうと決まれば問題は初日はどうするか。

この時点で時刻は10時過ぎ、どこか遊びに行こうにも急な展開で候補が絞れず...

ケータと協議した結果、訪れたのがこちら。






山梨百名山の一座、日向山です^^


前から一度歩いてみたいと思っていたお山、移動距離もそれほどでもなかった?ので丁度良い足慣らしです♪










樹林帯の蒸し暑い登山道歩きでしたが、ケータも元気になって良かった。






おそらく甲斐駒が見えるであろう景色も雲に覆われて残念な感じにw

明日はさらにその奥のお山へ行きます、待ってろよNo.2!




サクッと登頂し下山、山頂の白い砂浜のような景色が見れてそれなりに満足なハイクでした。

下山後、尾白の湯でこの日の悪夢を洗い流し芦安駐車所に移動し車中泊。(奈良田にはしばらく行けそうにありません)

長い長い一日でした。



次回、いよいよ(やっと?)北岳登山編へ



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