GW尾瀬ハイク(前編)

忠太

2015年05月06日 16:56

5/2・3 今年のGWはまだ雪が残る尾瀬を父子で歩いてきました。


待ちに待ったGW、何年かぶりにまとまった休みが取れそうだったのでテン泊登山を計画しておりました。

いくつかの候補を挙げた中、やっぱり雪が恋しいということで子連れでも歩ける尾瀬に決定。


当初は二泊する予定でいましたが、諸事情で一泊に。

初日を至仏山、二日目は尾瀬ヶ原ハイクのプランで楽しんできました^^





ハイクスタート地の鳩待峠。

鳩待峠へは車で来れますが5/2時点では雪崩の恐れがあるため18~6時までは通行止め。

早朝(深夜?)から通行止めゲート前に並べば入れるようですが、停めれる保証はありません。

よって我が家はおとなしく戸倉第一駐車場を利用、そこから乗合タクシーで鳩待峠へ移動しました。


ちなみに戸倉は1日/¥1000。タクシーは大人¥930 子供¥470、人数集まり次第6時前には出発します。






初日に至仏山登山後、山ノ鼻へ下りてテン泊するので荷物は多め。

まあ一泊にしてはかなり多いですが、雪中テン泊になるので基本冬装備で来てます。


今回ケータのザックは購入したばかりの"OSPRPY エース38"

その名の通り容量は38l、子供用としては珍しい大き目のザックです。

中身は6kg程度、夏山へ向けてのトレーニングってところです^^






さて、本題にもどりまして...登山道はこの看板の脇から、登山届のポストもあります。

一歩目から雪です♪







歩き始めてすぐ、ザラザラの雪が滑るので早々にアイゼンを履きます。

自分12本、ケータ10本爪、オーバースペックな感は否めませんが念には念を、安全第一で行きます。






少し歩くと遠くに小至仏山が見えてきました。

よく見ると山肌にはトラバース道が、これからあそこを歩くんだね。






30分も歩かないうちに暑くてアウターを脱ぎました。

この二日間は天気も良くて暑かったのでこまめに休憩、水分補給をしました。






やがて見えてきた燧ケ岳。

さすが東北一高いお山、存在感が違います。






そしてこれから登る至仏山、尾瀬のツートップのお出まし^^






もう暑くて暑くてとうとうロンT一枚に。

半袖で歩いている方もいるくらい、ほんと夏のような尾瀬でした。






道中はいたるところで渋滞が発生、さすが尾瀬、さすがGW(^^;

ハイカーと一緒にBCの方も多かった。

板を履いて上る人、担ぐ人、中にはスキーの靴で歩いている人も。ス、スゴイ(汗







しばらく登るとオヤマ沢田代の雪原に到着。

多くのハイカーさんが休憩、写真を撮っていました。






我が家もここで小休止。

水分補給におやつ、重荷と暑さですでにバテ気味ですがよく頑張ってます^^







徐々に見えてくる燧ケ岳と尾瀬ヶ原の雪原。

その絶景に何度も立ち止まって見入ってしまいました。






小至仏山のトラバース道。

トレースに沿って歩けば何の問題もありませんが、子連れなので慎重に。






上に見える岩の部分が山頂、あとひと踏ん張りだ。






残雪期の至仏山制覇、よく頑張った!

テン泊装備、雪のアイゼン歩行でしたが、ほぼCT通りに歩いてこれました。

山頂は大勢の人、さすが尾瀬、さすがGW(^^;






山頂から越後方面、中ノ岳、平ヶ岳だそうです。山頂にいた山男に教えてもらいました^^


栃木方面、日光白根山と男体山。


3月に歩いた上州武尊山。


そして絶景の燧ケ岳と尾瀬ヶ原♪


見ていて飽きない景色のオンパレード、いやー来て良かった^^






ほんと、一緒に来れて良かった。






山頂での景色を満喫した後はテン場のある山ノ鼻へ下ります。

このルートの下りは期間限定、普段は登りにしか使えないルートです。






木道が終わるといよいよお待ちかね、今回の山行の目玉ヒップそりでの滑走。

転ぶと雪で濡れてしまうので、途中からレインウェアを着こんで本格的に滑ります。





尾瀬ヶ原に向かっての長いそり滑り、こんなロングコースはなかなかありません^^

大人も子供も、男も女も、皆童心にかえったような笑顔で滑走していました。






やがて眼下には山ノ鼻キャンプ場が見えてきました。

まだ午前中なので思ったほど数は多くありませんでしたが、夕方にはかなり増えてました。






そり滑りで楽チン下山のケータ、それを追い駆け下りた自分はヘロヘロになりながらも尾瀬ヶ原に到着。

早くこの重い荷物を降ろしたいw






大雪原の尾瀬ヶ原と燧ケ岳をバックに一枚。

尾瀬といえば草原のイメージですが、この時期は一面の雪原。

まさにこの時期ならでは景色は行った者にしか味わえない素晴らしい光景でした^^






スタートから5時間半、12時丁度にキャンプ場受付のある至仏山荘に到着。

早速受付を済ませ寝床の設営を....







と思いきや、それより先にランチタイム(^^;

観光地でもある尾瀬は小屋の食事も充実、最初からここでのランチを狙ってました。

デザートには名物の花豆ジェラードも、なんかもう下山した気分♪


おっと、今日はここにテン泊するんでした。さあ幕を張りに行きましょう。






ジャジャーン、新幕のタニ2Pです。

以前から気になっていた幕でしたが、尾瀬ハイクに合わせて新調してしまいました(^^; レビューは後日







雪中テン泊ということでスノーペグも新調。MSRプリザードステイク

本来ならセンターの穴に紐を通し横にして埋めるようですが、今回は写真のような使い方をしました。

これで頭まで埋めて周りの雪を踏み固めるとテンションも取れました。雪質次第ではこれも有りかな?



ちなみにテン場代は大人¥800、子供は無料?

受付時に「お子さんは大丈夫ですよ」って言われたので無料なんでしょうね(^^;




寝床も確保できたところでここからはリラックスタイム♪

オヤジは昼寝、ケータは散歩とそれぞれ好き勝手な時間を過ごします。




昼寝から起きたらケータが暇そうにしてたので一緒に散歩に出かけました。

周りのテントも徐々に増えてきましたね~、最終的は50張りは超えてました。






至仏山から下ってくる人、燧方面から歩いてくる人、沢山の人達が山ノ鼻に集まってきます。

子連れハイカーも多く、テン場も賑やかでした。






圧倒的な存在感は燧ケ岳。

登りたかったけど、子連れ一泊のスケジュールではちょっと強行気味だったので今回は諦めました。

来年は大清水から尾瀬沼、そして燧も良いかな^^







キャンプ場の立派なトイレと自炊場、ここだけ見ると普通のキャンプ場とそう変わりはない感じです。

ちなみに炊事場の水は飲料可(確認済)です。







早目の夕食はケータの希望で今回も肉。

疲れた体にはやっぱり肉ですね^^






夕日が山肌に沈み、徐々に気温も下がってきました。






手のり燧^^






夕方の尾瀬も素晴らしかった。

いつまでも見ていたかったけど体が冷えてしまうので寝床に戻り早々に就寝。






夜中、トイレに起きた時に星空をグルグル撮影してみました。

時間が短かったのと星がそれほど見えなかったのでまあこんな感じです(^^;


ちなみに夜は底冷えからか何回か起きました。

ケータはzライトとエアーの二重マットとオーロラ600、自分はエアーマットとモンベル#3&SOL Escape Bivvy。

ケータは爆睡でしたが自分は上下ダウンでもちょっと寒いと感じました。

底冷え対策、来年までには考えないと...




後編に続きます

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